ちょっと腑に落ちない気持ちになりつつ、まあ、距離感が近いんだろう、大路君は、と納得した。



ささっと朝ごはんを作って、テーブルに並べた。



大路碧は、髪をかきあげてから、私にウインクした。




んん?こ、これは?一体全体@@??




「みなお、昨日のことだけど」



なんか、嬉しそうに話し始める大路君。



私もつられて、少し微笑む。



「大路君?」




「あ、碧でいいよ」



んん?



「みなおって、結構、積極的なんだね」



赤い顔をして、目を伏せながら、大路碧が言った。



昨晩の記憶の中の熱いキスを思い出して、私は咳き込んだ。




「あ、そんなこと、ない、けど、いや、でも、あれは、ええと」