2015年 4月10日

桜が満開に咲き
暖かい季節になった

今日から、新学期だ

リ「今日から、新学期だね!
この日を待ってたよ!」

俺はリョクラ
新学期のせいか
結構、興奮していた

ア「おい…俺らは
この学園に入学したのは
あいつらを倒すため!
ちゃんとわかってろよ?」

この子はアカト
俺の幼馴染
黒い髪を上げて
赤い目がこちらを睨んでいた

おー、怖い怖い

リ「わかってるよー!
ね?クロナ!」

ク「そうですよ!
アカトさんもリョクラさんを
信じないとその内
リョクラさんの手刀が
落下しますよ?」

この子はクロナ
青色の髪に藍色の目をして
アカトを責める
クロナは身長が小さいため
アカトの肩より下

うん!やっぱり
グループで行動するなら
身長が小さい子がいないとダメだね!

リ「そうだぞー?
俺の手刀を受けてみよー!」

アカトに手刀を振り下ろした瞬間
アカトにあっけなく
掴まれた。

ア「いい加減にしろ」

リ「ゴメンなさい」

アカトを怒らせると怖いんだよねー
だから、これで
おふざけは止めとして……

リ「そー言えば!
俺らのクラスに転校生来るんだよ!
昨日のクラス替えで
言われたんだー!」

ア「あ…確かに言われたな…
名前は確か…『榎本 木葉』だったか?」

リ「男なのか女のか
わかんないよねー」

ク「うー…僕も
リョクラさんと同じ
教室がよかったですー……」

ア「無理を言うな
お前まだ、一年って設定だろ」

リ「そうだよ!一年も
危険だからそっちに回したの!」

ク「まぁ…リョクラさんの
頼みなら仕方ないですけど……」

そう、俺とアカトは二年
クロナは一年

ク「でも、なんで僕が
最初中学から
始めなきゃいけないの?と
思いましたよ……」

ア「お前なら
その身長で中学と名乗っても
全然怪しくない
俺は、180cmもあるからな
高校から始めた方が
怪しまれないだろう」

リ「おっきーよね?
俺は176cmでクロナは159cmだっけ?」

ク「うー…僕も大きくなれたら…」

ア「じゃあ、ちゃんと
牛乳を飲め。お前牛乳は
嫌いだって言うから
伸びないんだぞ」

ク「あんな白くて
牛の体内から出たものなんて
飲みたくないですよ」

リ「不思議だよねー?
どうやったらあんな
白い物が体内から
出てくるんだろ………」

不思議に思ってると
大きな建物が見えた

『鬼龍院高等学校』

それが、俺の通っている学校
この学校は、結構偏差値が高く
入学するのも一苦労

まぁ、入試は結構簡単だったけど

しかも、この学校は
何かと厳重で学生かは
生徒手帳じゃなきゃ
この学校には、入れない

校門の前に警察がいて
そして、生徒手帳を見る

リ「面倒くさいよねー
生徒手帳じゃなきゃ
入れないなんて………」

後ろを振り向き
アカトとクロナは
俺の方じゃなく
何故か学校の塀を見ている

俺も見ていると




何故か、塀を飛び越えようとしている
女の子がいた

うん、ビックリする

そして、少女はこちらを見た
前髪が丁度よく
顔を隠していて見えない



リ「……………」

?「……………」

暫く、見つめあってると
少女は手招きをした

ア「おい、止めといた方がいいぞ」

リ「でも、なんか
困ってるぽいし………」

ク「怪しいです………」

俺がいつまでも
来ないかのせいなのか
少女は声を発した

?「そこの緑の少年!」

リ「え!?」

確かにこの三人の中で
緑の髪は俺しかいない
これは、逃げられない……