あれから、僕はどうなったんだろ

1人、暗い闇を歩く
僕は死んだのかな?

いや、考えなくてもわかってる
さっき体に痛みが走って

頭が真っ白になって
そして、あの人の顔を見たんだ

大きな瞳から涙を流し
ただ、そこで僕の前を
微動だにしないまま立っていた

まさか、僕が
死んじゃうとはな…

そう言えば、まだ
僕は8歳だ…
こんな早く死んだら……

まぁ、人生とは
運命で終わるって言うし



あぁ…また君も話したかった
そして…またみんなと…


死にたくなかった……


こんな暗い所を
ずっと一人でいるなんて嫌だ…!
怖い…誰か助けて…!!





『願うか?化け物』




『お前の望みを叶えよう…
ふむ…まだ生きたいと…
それは、無理ですね
貴女は死んでいるのですから』

そんなの、わかってるさ…
でも、こんな所で
ずっと一人なんて嫌だ

『なら、こうすればいいのです』

それは?

頭の中から聞こえる声は
僕の目の前に
映像を映し出した

大きなお腹を持った女の人…
言えば妊婦だ。

『生まれ変わるのです
そうすれば、貴女はまた
生きられます』

でも、僕はあの人達と…

『なら、私が作りましょう
貴女は生まれ変わったら
女王になり、その人達を
運命的に引き寄せるのです

女王に従わない使いは
いないのですから……』



そうか………

生まれ変わって…また
君らに会いに行けばいいのか……

行こう……新たな世界に……