教室にむかっているが、妙に騒がしい。


「しも連が教室にいるんだって」

悠の一言に顔を強張らせる

「ほんと厄日だ」


「田中ってしも連嫌いだっけ?」
一緒に歩いていた桐山に聞かれる


「.....大っ嫌い」

その言葉はかき消されてしまったようだ。


なぜならしも連の中でも四天王と呼ばれる幹部と副総長、そして誰もを魅了する総長が桐山佳斗もとい私等の方へ歩み寄って来たからだ。

桐山は幹部の一人。
悠は桐山の彼女と言うこともあり、敵対してる暴走族に狙われやすい存在だから彼等と一緒にいる仲間。


「佳斗と悠。おめぇらおせぇよ」

「ごめんごめん」

お昼ご飯食べてたと付け足す悠。

私はどうしたものか...
面倒になり考えるのをやめた。