「はぁっ?それが悪いというの?」

龍は教頭先生に連れられて退出した。

「小学校の先生からきいてんだろ。兄ちゃんはある行動をされたとき怯えるって!困惑するって!」

「海斗!足を下げなさい!」

さすがに義母は怒った。

「知らないわよ!あの子はねぇ、おかしいのよ。悪い子。教育がなってない。」

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教頭先生は水の入ったコップを龍に渡した。