突然のことに頭が固まる。



今・・・

男の子先生に抱きついてるよね?


目の前の行為を飲み込めない自分がいる。



「うそ・・・でしょ?」


言葉から自然にもれてしまった。



「ん?何が??何がうそ?」


相変わらず竜太わのんきにメニューを見ていた。



竜太にわ今のあたしの気持ち分かるわけない。


だけど・・・

その一言わいってほしくなかった。


「あれって、小山田先生の息子?めっちゃかわいい!てか、結婚してたんだ」って。



  結婚


その言葉に胸が張り裂けそうになった。


「関係ないじゃん!!」


関係ないのに竜太に切れて、その場から逃げた。



きっとその声にきずいたんだろう。



先生の声が聞こえてきた。

竜太の声も聞こえてきた。



だけど・・・・・・


追って来てくれたのわ、

・・・竜太だけだった。