「あたし、トイレ行こーっと。」


みんなを仕切りたがる、レナが言う。

それを聞くと皆がいすから立ち上がる。


「ンじゃ行こー行こー。」



はるかも席を立ち、後に続く。



ちょっと、まってよ。
あたしわ??



「はるかぁ~。」


小さな声ではるかに助けを呼ぶ。

一瞬振り返ったはるか。



だけど・・・

あたしのこと無視したよね。
聞こえたはずなのに、ね。



その時気づいた。


これわきっと‘イジメ”だって。