きっと誰かに話したかったんだ。


あたしの気持ち知ってほしかった。


「千夏、いつでもメールしてね。もう隠さないでね!!」



「うん。」



「でもさ千夏、本当にあきらめていいの??本気だったんでしょ!?あきらめていい・・・の?」



「ううん。分からない。だってあんな言葉聞いても全然嫌いになんないもん。全然好きだもん」



「そっかぁ・・・じゃぁあきらめちゃだめだよ!!!絶対あきらめちゃだめ!!」



「へ??」


はるかの口から‘あきらめちゃだめ”なんて返ってくるなんて思って無かった。



「だってさぁ、一回千夏覚悟決めて告ったんでしょ??だったらさ思い続けていいぢゃん!!あきらめるなんておかしいよ。」



「でもさ、おかしいよ。生徒と先生なんて・・・」



「おかしくない!!!だって千夏本気ぢゃん。」



「う・・・ん？」



「いいからいいの！大体OKもらってンぢゃん。終わってないよ!!」



マイナス思考だったあたしの気持ちがだんだんプラス思考に変わっていく。