「千夏!!」

息を切らしながら、先生が扉を開ける。

「せんせ・・・」
どうしよう、なきそう。


「千夏・・・聞いてくれる?」


「うん。もちろん。」


先生が何を言っても、今度わちゃんときこう。


「俺、結婚してたんだ・・・。」


やっぱり・・・

そうだったんだ。


「けど、離婚した。」


「えっ?でもこないだの文化祭の日・・・。」


「うん。それわね・・・」


先生がゆっくり話し始めた。


あの文化祭の日―・・・


親同士わ離婚しても、子供がどうしてもパパに会いたいって。





そうだったんだね・・・。

最初から話聞いておけばこんなに悩んだり、竜太傷つけたりする必要なかったのにな・・・