「竜太~帰ろう!!!!」

今日も竜太のクラスに迎えにいく。

竜太のクラスの先生わ話が長いからね・・・。


「千夏!よし、帰ろうぜぇ~♪」

HRが終わると誰よりも先に出てくる竜太。
そしてあたしに満面の笑みを見せてくる。


そういう竜太をみるとちゃんと可愛いな・・・って思える。

だから・・・

大丈夫




「なぁ、今度さ映画見にいかね?見たい映画あんだけど。」


「映画かぁ・・・いいよ♪いついく??」


「じゃぁ、今度の日曜な!」


「うん。」

竜太とはじめてのデート。

そういえば、先生との初デートも映画だったっけ・・・。


先生すっごく感動してたなぁ―――・・・



あの頃わ全然こんなことがあるって気づかなくて、すごく幸せだった。

愛しくて、愛しくて・・・

先生の為なら、先生が喜ぶなら何でもしようって思えた。



だけど・・・


竜太わ?

『コレデヨカッタノ?』


はるかの言葉が頭に何度も響く。

これでいいって思えてたのに・・・


でも、それって逃げてただけなの??




「おい!千夏どーしたんだ!!」