「〜〜〜っ!!」



すると、みるみる内に飼育委員のお姉さんの顔が赤くなっていった。



「も、もし良かったら「今井くーん!」



お姉さんの言葉を遮って遠くから走りながら俺の名前を大声で呼ぶ石原さん。

本当にあの人は……。



「え…あの彼女さんですか?」



飼育委員のお姉さんは、早歩きでこっちに向かってきてる石原さんを見てそう言った。



「いえ。アタック中です」



俺は、そう言いながら笑った。