私の青春*❀٭

学校の日常

よく考えてみると あのケーキ屋さんから雑貨屋さんは35分ぐらいかかる

それを私がトイレにいった短い間に買ったっていうの？

だから あんなに汗だくで息が上がってたんだ

なんか 悪いことしちゃったかなー

「ななみ きいてるか？」

「へ？なんのこと？」

「だーかーらー 放課後アイス食べにいこーぜ」

「え？うん」

今は翔と登校中

といっても もう学校の中

「また ぼーっとしやがって」

「しょうがないでしょ！ 考え事してたんだから！」

「どーせ 給食のことでも考えてたんだろ」

「んなわけないでしょ！ 翔のバカ！」

そうやって言い合いをしてたら

「相変わらず仲のいいカップル」

「まゆー」

「あ、まゆげか」

「だから その呼び方やめなさいっていってるでしょ！」

「へーへー」

私と翔は幼なじみだからっていうこともあり

仲良しの方だ

付き合ってからも昔みたいに

喧嘩したり遊んだり ほとんど変わってない

強いて言うのなら 手を繋いだり バクしたり 一緒に寝るようになった

ことかな

「もうすぐ 翔の教室だ」

「そだな」

「少し、寂しいｶﾓ」

「素直なんだかじゃないのかわからねーな」

といいながら ニカっと笑い 髪をクシャッと撫で

「また 後でな 愛してる」

と耳元でいわれ 教室に入った

そういうとこが反則だよね///

「はい ごちそうさまでした」

「まゆのバカ」

「バカで結構でーす。 でも あんなに仲いいのに キスとかやらしいことはやってないんでしょー？」

そう 翔はやらしいことはしない

中学生だからっていうのもあるかもしれないけど

大事にされてるのかなって思うと

嬉しい

「つまんないのー」

「つまんないっていってるけど まゆだって雅也と手も繋がないし デートもしないわ バクもしないわ」

「だ、だって 恥ずかしいじゃん」

「あのね！ それじゃー 何のために付き合ってるのよ！」

今どきの恋人は学校では話さないし

デートなんかしないし 手をつながないし

ハグはしないし

本当にカップルか？って思うぐらい

カップルらしくない

だから 私と翔は少し有名なのかもしれない

最もカップルらしいから

まゆもカップルなのにカップルらしくない方に入ってる

ほんとありえないと思う

「ななみが羨ましいよ〜」

「んーじゃーダブデする？」

「ダブルデート！！」

「うん！」

「するする！」

「あーでも デートじゃなくて勉強会かもね」

「えーー」

「受験生だよ？」

「この真面目学級委員め〜」

私はこれでも学級委員なのだ

男子の学級委員はまゆの彼氏の雅也

まゆは文化委員

翔は体育委員

「せとー」

「はい？」

「今日 昼休み会議室な」

「わかりましたー」

「学級委員は大変ですねー」

「仕方ないのー あ！雅也にもいっといて！」

「え、ななみがいってよー」

「彼女がいうもんでしょ！」

私は立ち上がり みんなに指示をだした

「はやく 準備してよー」

体育祭の練習があるから 朝の読書を使って練習をする

「んねー ななみー 今日は何するの？」

クラスメイトのさえがきいてきた

「体育祭のリーダーがきくなー」

「えー じゃー 応援！」

「応援らしいから 机を後ろに運んでよー」

みんなはいわれた通りにやる

うちのクラスは優秀な方だ

まぁ 問題児がいるのは仕方がない

でも、やる時はやるから

学級委員の立場としては嬉しい