あれから 何ヶ月かたち 文化祭の日になった

合唱の練習をしたり 有志発表する人はその練習

ちなみに私は学級委員の仕事の打ち合わせ

T中の文化祭は2日にわかれてやる

屋台とかはない

1日目は英語スピーチとか総合発表とか

有志発表とか

やっぱり みんな有志発表が楽しみ

踊る人もいれば歌い 演劇やったり

漫才をやる人もいる

2日目はメインは合唱コンクール

その前に学年ごとの発表

特に3年生は見どころ

劇やったりファッションショーやったりしてる

今年は告白大会らしい

中学校でこんなことしていいのかって思ってたけど

担当の先生がたまにはいいんじゃないかといわれた

あとは美術部の作品展の宣伝

合唱部の発表

最後は吹奏楽部の演奏

今年もいい文化祭になりそう

「やっぱ さみーな」

「翔は寒がりだったね」

夏の制服から冬の制服に変わってる季節だ

「11月だよ?寒いよ!!」

まゆは私に強く言う

「そ、そだね」

私は苦笑するしかできなかった

「てかさ はやく体育館はりてぇ」

いま、体育館の前にいる

入れない理由はまだ 温めてるかららしい

「別にさ 人が集まれば温かくなるんだから入れてくれればいいじゃん」

まゆの言う通りだ

T中は人も多いし 3学年集まれば

人口密度で温かくなる

いや、むしろ暑くなるかもしれない

そう思ってると体育館の扉があいた

「入れー」

先生の合図で体育館に入った

中はあまり温かくなってない

温めてたって嘘??

私はクラスをイスに座らせ

舞台裏に向かった

私は学級委員の仕事で席にはいれない

「私、照明の方に行くねー」

「りょーかい」

雅也に告げてから私は照明にいった

元々は雅也の仕事なんだけど

その照明は翔と近くなるからと

譲ってくれた

席の配置は男子と女子わかれてる

照明は両サイドの上の方と下

私は男子側の下

「おっ!ななみじゃん!」

「翔!」

翔は背が高いから一番後ろ

まぁ うちのクラスの身長平均が少し低い

「学級委員は大変だな」

「ほんとーでも 推薦もらえる可能性が高いからいいのー」

「ななみ、私立行きたいって言ってたもんな」

「うん!」

もしかしたら 高校は別々になっちゃう

大丈夫かな

「俺もそこにしよっかなー」

その言葉に驚いたでも冗談だと思い笑った

「ガチだからな」

「え?」

「ほら、仕事!」

「あ、はい」

翔にいわれ 仕事に集中した