「はい、挨拶するぞ せと!」

そして 先生に言われた通り

朝の会の終わりの挨拶をする

「ねーぇ ななみーー!」

「しらんよ 今いえば?」

「いま? むりむり」

「無理じゃなくていくのっ!」

そういいながらまゆの背中をおした

「まさやー まゆが話あるってー」

「え、えぇ?」

まゆは戸惑っていたが

雅也は優しくどうしたのかときいた

「あ、あの なんか 昼休みに会議室だって 先生が…」

「おけ 学級委員の仕事かな?」

「うん!そう!」

「教えてくれてありがと」

「あの、よかったら…」

「今日、一緒に帰ろっか」

「え?いいの?」

「うん」

なんか いい雰囲気じゃん

私はトイレに向かった

「ななみやん」

後ろを振り返ると翔がいた

「翔」

「なぁ 国語辞典貸して」

「はぁ?この前 忘れないようにしてよっていったよね」

「そんな仕方ねぇだろ 人間なんだから忘れ物だってするだろ」

「翔は忘れすぎなの!!」

「だから仕方ねぇっていってるだろ!」

「はいはい お前らまた喧嘩かよ」

私たちを止めたのは翔の親友の匠真だ