駿也先輩と二人っきりってばれたらまずい。

特に悠斗には。


「別にいいじゃん。」

立ち上がったわたしの手を引いて、そう呟く。


「ダメです!だって悠斗に見られたら・・・あっ。」


気づいたときにはもう遅く・・・

「へ~やっぱ好きなんじゃん。」


「とっとにかく離れて座りましょう!」

「嫌だ。」


なんでーっ!?

他の男と二人でいるところなんて見られたら
もう好きって言うことさえできなくなる。


そんなのイヤだよ・・・。