嘘……。


あんなことしといて寝ぼけてただけなんて…。


だけど目の前できょとんとしている春斗さんを見ればそんなこと一目瞭然だ。


それなら…


「もしかして、あたしに言ったことも覚えてないんですか…?」



"……もう俺の前から、いなくならないで。"


春斗さんの言葉が頭の中を駆け巡る。