すると春斗さんは


「…はい。」


と、しばしば頷いた。


「それじゃあお粥作ってきますから"絶対に"寝ててくださいねっ」


あたしはもう一度春斗さんに念を押すように言う。


このくらいしつこく言っておかなくちゃこの人は何をしでかすかわからない。


「分かってますって。」


そう言って苦笑いをする春斗さんを背に、あたしはキッチンに向かった。