予想を遥かに上回る数字に思わず春斗さんを見返す。


今まで全くもってそんな素振りしてなかったけど…


もしかして……


「……きつくない振りしてたんですか。」


あたしが真剣な顔で聞けば春斗さんはごまかすように苦笑いをするだけ。


まったくこの人は……


「きついならきついってちゃんと言ってくださいっ…!


それと!


今日はあたしのベッド好きに使っていいですから熱が引くまで絶対に動き回ったらだめですからね!!」


あたしは言い聞かせるようにビシッと指を指しながら言う。