「お外で遊ぶの楽しいもんね」
「うん、こころね、滑り台が1番好き!」
こころちゃんをヨイショと抱えて、
予定の方向とは逆の小児病棟へと向かう。
「んー、先生はブランコが好きだったかなぁ」
あんまり覚えていないけど、
こころちゃんくらいのときはブランコでよく遊んでいた気がする。
で、よく落ちて泣いていた。
「ふふ、じゃあこんど優苗先生とこころで遊ぼうね」
可愛らしい笑顔でそう言ったこころちゃんの頭をまたくしゃくしゃと撫でた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…