「そっか、じゃあ先生からも大地先生に確認してみようか」



そう言ってポケットから院内用のケータイを取り出すと、




「っ、ダメ!」




そう言ってわたしの手を押さえた。




「………本当はダメだから」




小さな声で呟いたこころちゃんの小さな頭をそっと撫でた。




「そうだね、先生もそう思う」




「でもね、こころお外で遊びたいの」




本当なら外を駆け回っているはずの年齢。

外で遊びたくなるのも仕方がないだろう。