昨日のことが夢のよう。

それくらい幸せで嬉しい。

TVをつけて朝食TIME.

途端にドアが開いて、龍也の姿が見えた。

「おはよう。体調どう?」

「もう全然平気!歩けるよ!」

「歩かなくていいから。でも元気なら良かった。久しぶりに出かけようぜ。」

「え?でも外出許可もらいに行かなきゃ。」

「大丈夫。もうもらってきてるから。」

「いつのまに...龍也、学校は?」

「今日は休み~!シルバーウィークってやつ!」

「そうだったんだ。よかった!」

「だからお前のしたいことしよう!」

「まずは家に帰りたい!」

「よし!じゃ帰ろう。」

「どんな服着ようかな~」

クローゼットをわんさかあさって

服を引っ張り出す。

「いいや!これで!」

ハイウエストのスキニーにボーダーのティーシャツ、スニーカーで龍也の前へ。

「おまたせ。」

「か、可愛い...//」

「あ、ありが、と、、、///」

「じゃあ行こうか。」

と言って手を握ってきた。

それも俗にいう”恋人つなぎ”

「龍也と手を繋いでるなんて夢みたい。」

「俺も。そう思う。」

絶対に叶わないと思っていたのに。

「んで、どうする?」

「ちょっと我儘言ってもいい?」

「もちろん。どこ行きたい?」

「遊園地...」

「よし...!行くぞ!」

私たちは目的地に向かった。