「おぉ、よも!来たのか!」

「お邪魔してます」

「よそよそし!!」

「「そうだそうだ!!」」

 なんだかヤジが飛んできましたね。あ、その犯人分かっちゃいました。

「雷斗くん、私下にいますね」

「え?朔夜さんたち待ってるよ」

「幹部でもないのにいい加減上がれませんとお伝えください」

 さてと、毎年恒例ですがちょっとだけ暴れちゃいます。

 雷斗くんに離してもらって、よし後は突撃します!

「お、来た来た」

 駆け寄っていくと、その人は立ち上がって右手をパーにして私に向けてきています。

 その手に向かって、ぎゅっと拳を握り突き出します。


 パシッー