「それを言われたら、断るわけにはいかないね」

「あ…じゃあ」

「警察内での調査、引き受けよう。ただし、関口君が犯人だというのはいったん取り下げるよ。調査した結果、そうなる可能性もあるということでね」

「…ありがとうございます!」

「とりあえず座りなさい。左隣の彼に、話さなきゃいけないことあるんじゃないか?」

「あ…」

 広西さんの言われた通り、左隣に座る雷斗くんはまだ呆然としています。

「えっと…雷斗くんごめんなさい…」

「…よもちゃんが、情報屋?」

「はい」

「マジで?」

「マジです」

 少し沈黙の後、えぇぇええええ!!?という雷斗くんの悲鳴が響きました。

 失礼ながら思いっきり耳を塞がせていただきました。

 …やっぱり、びっくりしますよね…。