「あ、あははーっ
いや、洗濯っ 洗濯をねっ」
脱衣カゴに入ってる洗濯物と手に持ってるシャツとパンツを、カゴの隣の洗濯機にドサッと放り込み、
「スイッチON!」
と、やったところで
「あのー、腰のタオル取らないと身体拭けないんだけど……」
「へ?」
よく見ると身体が濡れてて腰にタオル一枚のハル。
「取ってもい〜い?」
ぬぁっ!
「ダーーーっ!!」
あたしは叫びながらバスルームを飛び出した。
なんでそんな格好してんのよー!
キャー恥ずかしいっ
もうあたし、絶対変態だと思われたよね……
はぁぁ……
リビングのソファーに身を預けるように深く座り肩を落としてると、短パンに上半身裸で首からタオルを下げたハルが入ってきた。
と同時にあたしは逃げるようにキッチンへ。
マズイ……顔が見れないよ。
この変態女の事、怒ってるかな……?
トーストを焼き、ハムエッグを作ってるとリビングのハルの視線を感じる。
ハルは何も言わない。
気まずい……
「……さっきはゴメンね……」
チラッとハルを見る。
あれ?
ニコニコしてる。
……てより、ニヤニヤ?