顔をまじまじと見ながら北口先輩にそう言われ、思わず身体を後ろに逸らした。

キレーな…顔?

私が!?

あ、ありえないですっ…。



「だろー!今日もさ、さっそくクラスの男に狙われてて」


「なんであんたが偉そうなのよ」



戸惑う私を側に、楓ちゃんが驚愕の発言をした。

クラスの男に…狙われてる?

私が…!?



「ね、狙われてなんてないよっ…!」


「はぁ…気をつけろって言っただろー!あの浩太とか言う奴あからさまに雪狙ってたじゃん」