楓ちゃんに呼ばれ、慌てて駆け寄る。

どうやら、6人で帰る事になったらしく、和君が見るからに嫌そうな顔をした。

私、いない方がいいかもしれない…。

そうは思うものの、こんなチャンスを逃す訳にもいかない。


ちゃんと、向き合う為に高校まで追いかけて来たんだもん…。

ちょっとやそっと嫌がられたって、諦めない…!



「真人チャラいだろ?ほっといていーからね」



北口先輩にそう言われ、苦笑いしながら微笑む。



「それにしても…キレーな顔してんねー」



…えっ…!