驚いているのは和君も同様らしく、目を見開いて私を見ている。

まるで、「なんでお前がいるんだ」とでも言うかのように。



「お?新しい友達?」


「うん、雪っていうの」


「雪?…へー、そっか!…あ!新入生代表してた子じゃん!」



笑顔の彼に「よろしくねー」と言われ、思わずペコッと頭を下げた。



「俺、瞳の幼なじみで北口涼介(きたぐち)っていうんだ。…あと、この二人は俺の友達。水谷和哉と瀧川真人。生徒会長と副会長だから、わからないことあったらなんでも聞きな」