「あんた、またできひんかったん?
 ってか、クラス中に聞こえてたで? ほんまに・・・」


『だって・・・・』
呆れた顔をしてふーっとため息をついた。
「初めてじゃないんだしさ・・・?」

「まあ・・・あんなことありゃね・・・気持ちは、分かるけど。

でっ光君には、まだ話してないの?」

『うん・・・・・』

強ばった顔で、うなずく。

「光君はなんて?」
『麗奈がちゃんと心の準備出来るまで待ってるから。 焦らんで良いよ!!

俺らは、俺らのペースでゆっくり行こう。って笑って頭なでえくれた。』

「ほんま光君格好いいな!! めっちゃやさしいやん!!」