リビングにつくと母さんと父さん先に来ていた兄ちゃんがいた。

「おはよ、母さん父さん。」

「おはよー悟。」

「悟。さっさとご飯食べてね。」

「んーわかった。」

「あっそうだ!悟、響。今日隣に新しい人たちが越してくるそうだから、会ったら挨拶してね。」

俺達が住んでいるのは5階建てのマンションの3階だ。左隣は前からいたから、越してくるのは右隣か。

「どんな人たちが来るの?」

「確か…星野さんっていう家族が来るはずよ。あ~それと、星野さんのところの子供双子で悟と同い年らしいから。」

「ふーん」

俺はあまり興味がなかったのでそれ以上は聞かなかった。

「母さん行ってきまーす。」

「行ってらっしゃい。響」

「行ってらー兄ちゃん」

「おー!」

兄ちゃんはガッツポーズをして学校へと向かった。