ジリリリリリー
「ウ~ン」
ジリリリリリリリリリー
「うるさいなー」
ジリリリリ バン!
「あ」
俺のベットの隅にあったはずの目覚まし時計。どうしてだろうか。どうして壊れているのだろうか。
「ウ~ン」
「おーい!悟-サトル-起きてるかー??」
ドアの向こうからそんな声がした。
「あー!起きてるよ!響-ヒビキ-兄ちゃん」
「何かすごい音したけどなんか落としたかー?」
「目覚まし時計落っことしたー。」
「おいおい。気お付けろよー。兄ちゃん先リビング行ってるからなー。」
「わかったー。」
朝から目覚まし時計落っことすなんて、今日は何かあるのか?
俺はベットから降りると目覚まし時計を拾い服を着替えてリビングに向かった。