母「おしまい。」

桜「ねえ、お母さん。」

母「なぁに?」

桜「このお話は誰が悪い人なのー?」

母「……誰も悪くはないの。魔女もただ最初は王子を愛していただけで、太陽の国の大臣たちも自分たちの国や王を愛していただけなんだもの。」

桜「そっかー。お母さんはなんでこの絵本を読んでくれたのー?」

母「なんでかなー?フフっ」

桜「ねえ、お母さん!」

母「んー??」

桜「ルナ姫もライ王子も幸せに慣れたかなー?」

母「さぁ、どうだろうね。」