二人は戦地に行き、戦いを止めようとする。
でも、誰も聞いてはくれない。

姫は泣き叫びました。
そして、死んでいく人たちのために歌いました。



星がきらめく夜空に 貴方達は行くのですね

寂しい 悲しい 誰もがそう思うでしょう

なぜ こんなことになった

なぜ 愛するものが 消えゆくの

なぜ 貴方達は 行かなければならないの

私は 愛するものを 失いたくない

私は この悪夢から 早く覚めたいわ

愛する者よ どうか 私の事を 忘れないで

私は 貴方達を 忘れはしないわ



姫は泣きながら歌いました。
王子も隣で姫を支えながら泣いていました。

そして、戦っていた両国の兵士もまた泣いていました。
愛する者の死を悲しんでいました。