この突然の死を星の国の大臣たちは、太陽の国たちの仕業だと言った。

もちろん、これは間違いだ。

王を殺したのは密かにライ王子を愛していた魔女の仕業なのだから。

魔女はルナを憎んでいた。
愛している人を奪われたと。

でも、そのことを知らない両国の大臣たちは争いを始めた。


戦争が始まったのだ。


ルナ姫もライ王子も悲しんだ。
自分たちが愛した人が、愛した国が、愛した者達が次々と傷ついていくのを見て。



そして二人は行動に出た。