――…っから…今日は来ないで…電話で…しょっ! 




さっきよりもたまちゃんの声が近く感じる。


廊下か…玄関にいる?


機嫌の悪い声が響いて聞こえた。


待っても待ってもたまちゃんの声は止まなくて

私は、恐る恐る脱衣所から出ることに決めた。





ガチャッ――…たまちゃん…どうしたのかな。



『たまちゃん、お風呂ありが』


「だめっ」


『ん?』