「どうぞ」


『うん…おじゃまします』



久しぶりのたまちゃんの部屋…。

ブラウンとベージュで統一された、シンプルな部屋。

その中に、たくさんのぬいぐるみもいる。
何体か増えたかな?



「荷物そこ置いてて。もう着替える?」


『うん』



私のことなんて気にせずに、たまちゃんは制服を脱ぎ始めた。

私も後ろを向いて、持ってきたルームウエアに着替え始める。



「ごめん、やっぱお母さんいつも以上にハイになってて」


『ううん…嬉しかったよ…すごく』



たまちゃんの部屋にたくさんあるぬいぐるみを1つずつ確認していく。

昔からあるものばかり…。

かわいいぬいぐるみが好きなたまちゃんがかわいいと私は思うんだけど…。

本人はこの趣味を絶対に知られたくないみたい。