一人になった部屋

私はベージュのラグに力なく座り込んだ。



『……』



私…龍平さんと会ったんだ。



お正月ぶりだけど

あんなに間近で顔を会わせたのなんていつが最後だったかな。



まともに、喋ったのも…3年ぶりなのに。



龍平さんの態度が

あまりにも普通だったから

ついこないだまで会っていたかのような態度で接してくれたから。




自分が思っていた以上に、普通に喋ることができた。