ーーー ーーーーー ーーーーーーーーー 4年前にさかのぼる あの日は雨が降っていた 空はどす黒い雲に覆われていた 中学2年生だった 夏だった 夏休みが終わる一日前だった 俺と月唯と颯は 大切な人を失った その人は俺らの人生観を覆した人だった 名前は知らない でも、“みー” 俺らはそう呼んでいた