「なんだよそれ。………おもしれぇじゃん」
俺の提案は月季さんのひと言で了承された
ルールは簡単
トーナメントで計3回の喧嘩をする
1回戦で2:2に分かれて勝ったヤツ同士が最終戦
そこで勝ったやつが指名、または女を自由にできるっていうこと
もちろん
警察官になるには相当の努力がいったはずだ
簡単には勝てない
でも、俺も月唯も負けない
この説明を聞いて俺がこれからやることが理解できたのか月唯はほのかに目が笑っていた
悪どいことが大好きな月唯
生き生きしだした姿に思わず笑がこぼれそうになるのを抑えた
「月唯も龍喜もどんだけできるかなんて知らねーけど、俺ら舐めんなよ?」
月季さんはとことんバカだ
こっちの台詞だ