賛同した俺に不信感を抱いた月唯が焦った顔をしている

「え、おい!…何考えてんだよ」





これからの先が全く見えず焦る顔

また悪夢が始まると怯えた眼

そして全てを憎んでいるようなその表情

月唯を

どす黒い感情が包み込む



そして、





2人のクズが笑った時
「でも、もっと面白くしません?」






俺の場違いな声が響いた


想像していなかった返答が返って来たからだろうか

どちらとも声を発しない


先に頭がついてきたのは月斗さんだった


「なんだよ。おもしろくって」




乗った


「ゲームですよ。それも簡単な」





「それどんなゲームなんだ?龍喜が言うからにはおもしろそーだぜ」

月季さんが単純な人で助かった



「男子4に対して女2だし、どーせやるんなら殺りあってからにしましょってことですよ。」


「…あ?」

2人の表情が変わる




「女かけて喧嘩しましょうよ」








俺は2人に向かってほくそ笑んでいたと思う