考えていなかった訳では無いが、ここ最近

やることが立て込んでいて


少なからず後回しにしてしまっていた

だが、


それも片付いたことで次は晶に向き合うことが出来る



「我慢なんかすんな」



そうだ

もういいんだ

充分耐えた


「…いや、でも」

「そういうところだ。月唯の悪い癖
…いい加減なおせ」


塞ぎ込むな

お前のせいじゃない



「悪い…」

支配していく黒い感情

月唯は自分を殺しすぎている



「月唯は月唯だ
お前は自分自身を見てればいい」


フッと空気が緩む







「…ありがとう、たつ」