「美夜ちゃんて、甘党?」

ふと疑問に思ったのだろうか

颯は既に馴染んでさっきから話しかけまくり


「うん。重度の甘党」

今は感謝してる…少し



「へぇ、香月さんもたつと同じだ」

ちょくちょく程よい合いの手を入れてくる月唯

余計なお世話だ


「美夜でいいよ。私も月唯って呼んでいい?」

意外な返しだったのか、月唯が珍しく目を開く

それに食いつく颯


「僕も僕も僕もー!颯夜って呼んでー!!」

暴れだす颯にも冷静に対処できる彼女を尊敬する


「うん、わかった。
…龍喜も読んでいいからね?」


俯き加減で食べ進めていた顔を上げる




「美夜…ね」


「うん。」

微笑む美夜

無表情でまた食べ始める俺



内心テンションは上がりまくりだ