「それでも構わないわ!いつも一人で楽しくなかったの。誰かとおしゃべりしながら食事したくて…お願い!」


パンッと両手を合わせてお願いする彼女。


彼は直してくれた彼女を拒否するわけにはいかなかった。


「わかったよ。これからは一緒に食事をしよう」




それから毎日彼らは共に食事をした。


ロボットである彼にとっては違和感でしかなかったが。


しかし、目の前で楽しそうに笑いながら食事をする彼女を見て彼は自覚は無かったが徐々に食事を楽しんでいた。



なぜだか胸のあたりが温かかった。