社長side

「ありがとうございました。」

診察を終えて帰り道、私はあきにかける言葉が見つからない
大丈夫っていっても大丈夫なわけがない
亜妃はまだ21なのに

亜「ねぇ社長?私、、、歌えなくなっちゃうのかなぁ?声も出なくなっちゃうのかなぁ?そしたらみんなのそばにいられないね!」
助士席に座る亜妃がいつもと同じ声でいつもの笑顔で私に向かって言った

亜妃が笑いながら話してる
病気の事をなかったかのよーにいつもの亜妃がいる
あぁなんてこの子は強いのだろう
私の目から涙が垂れた
次第に涙が止まらなくなる