「よっ、響!なに暗い顔してんのー」

明るく俺に話しかけてきたコイツは雨宮 奏大(アマミヤ カナタ)。

「いや、授業全く入ってこなくてさ」

「そんなことか?まあ、俺は寝てたから」

一番前の席でスヤスヤ眠るコイツは学年1の成績を持っていた…。

授業は聞いていなくても教科書を見ればわかるらしい。

「ところで響さ、知ってた?」

ニコニコスマイルで早く言いたいとばかりに聞いてくる。

「なんだよ?」





「晴っちが戻ってくるんだって!」