ガラっ。


遅刻ギリギリに教室についた。


「あ！美梨おはよう！また、ギリギリ〜？笑」


なぁんて、あたしをバカにしてるのがあたしの親友、新山佳奈美（しんやま かなみ）。

小学生からの仲で、あたしのことはよく理解してくれてるお姉ちゃん的存在。


「だってさぁ…」


「近いからゆっくりしちゃった！…でしょ？」

「おぉ！よくお分かりで！」


「あのねぇっ！ちゃんと余裕持って来なさいよ！」


「うっ。はぁーい。」


「よし！いい子！」


「えへへ〜！///」


「可愛いわね///」


「そんなことないよ！佳奈美の方が可愛いもんねー！！」


「はいはい、ありがとう」


「ほんとだよー？？」


なんで信じてくれないの！ほんとに佳奈美は可愛いんだから！


自分がモテてるの分かってないのかなー？


その時、ガラっと教室の前のドアが開き先生が入ってきた。


「えー、今日は転校生を紹介するぞー。よし、入ってこい」


え？転校生？聞いてないよ先生！笑


そして、教室に入ってきたのは…