「亮・・・ちゃっ・・・なんで?」


「帰り道、優莉の声が聞こえて来てみたら
優莉がからまれてて」


「おい、お前なんなんだよ」


私の腕を掴んでいた手で、今度は彼の胸ぐらを掴んだ。


睨み付けられている佐伯君は、冷静に男達に言いはなった。


「お前には関係ない」


「あ?」