怖いっ、誰か助けて。


私の腕を掴んでいる男は、そのまま近くに止めてある車の方に引っ張って行こうとした。


やばい、このままじゃ車に乗せられる。


お願いっ、誰かっ


視界がぼやける。



「おい!なにしてんだよ⁉」


そこには、思ってもない人の姿があった。