「そんなわけないよ!うん、いいよ」


「ホント?ありがとー!協力してねぇ?」


そう言って沙良は、満足げに笑って帰っていった。


なんか、モヤモヤする。


正体のわからないわだかまりをかかえたままの帰り道。


通学路の途中にある公園に寄ってみることにした。大きな木の下にあるベンチに座ってみる。