「垂水おとーとっ、どーした窓の外ぼーっと見つめちゃって」


 クラスの男子に話しかけられる。


 誰こいつ…。


 そんでここでもナチュラルに弟ね…、男装ちょろいな…。女性ホルモン分泌されてないのかもしれない。


「可愛い女子でも発見した?」

「…女なんて興味ない。」

「えっ」


 つーか嫌い、滅びればいいと思う。いや、僕女だけど。