「っだーーーーもう!お前はホント、冷めてんなっ」

「まあでもぶっちゃけさー、狙い目の女子って皆、佐伯先輩に告ろうとすんじゃーん、マジ花火の時間帯、捕まんねえ」


 ドキ


 心臓がびくんと跳ねた。


「……せ、成功してんの?その告白は」


 ってなに聞いてんだ僕は…。


「あ、なんだよ興味あるんじゃん」

「そーゆんじゃないけど…。」


 ドキ、ドキ、ドキ、と、左胸あたりから、音が聞こえる。